トップ / 一本の糸が製品になる
本日もありがとうございました。
リサイクルコットンを使った製品づくりをしているsaredoさんの企画展では、糸から製品ができることがよく分かるよう、製品化前の糸の展示・販売も行っています。
帽子や靴下は、当然ながら元は一本の糸。しかしながら、できあがった製品の状態しか見たことのない人にとっては、糸から製品が生み出されるというのはイメージしにくいことかもしれません。商品の隣に置いてある糸は、まさに製品化される前の糸の状態のもので、この糸から帽子や靴下といった製品が生み出されています。
店頭でお伝えできるのは、そのくらいのことでしかありませんが、糸や製品ができるまでにはたくさんの工程とたくさんの人の手を介しています。そもそもsaredoさんの使っているリサイクルコットンは、「落ちわた」と呼ばれる紡績工場で糸を作る過程の中で、どうしても出てしまう廃棄される部分を、再び紡いで作られているもので、普通の糸とはまた少し違った特殊なもの。廃棄されるはずのものを再び糸にし、そしてその糸を製品化するには、さまざまな作り手さんの手を介しています。
ただものを買うだけではなく、小さな靴下や帽子には、実はたくさんの人の手が加わっているということも想像しながら、商品を手に取ってもらえたらより一層愛着のあるものになるんじゃないかなと思います。
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