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2024.08.09(金)

新潟から迫さんと金澤さんがやってきた

ヒッコリースリートラベラーズ

少し前にうなぎの寝床の白水さんが福岡からはるばるやってきてくれた。その余韻に浸る暇もなく、その翌週には、今度は新潟より、現在ポップアップイベントを開催しているヒッコリースリートラベラーズから代表の迫さんと、編集者の金澤さんが車で7時間かけて日高町までやってきてくれました。

み、皆さん、遠方からほんとはるばるありがとうございます…!😭

現在開催中のTシャツ展で、商品ご覧いただいている方も多いですが、ヒッコリーさんは、このTシャツのデザインから制作までを行っている新潟県の会社。明日からの営業で追加のTシャツがまた届くのでお楽しみに!(まだ届いていないので詳しく追ってお知らせします…!)

ヒッコリーさんは、Tシャツ屋さんではなく、地域の問題をデザインやイラストを使って解決している会社。商品開発を行うこともあれば、企業のアドバイザーとしての役割を担ったり、店舗の運営をしたり、最近ではさまざまなお店が入る複合施設の運営まで幅広い業務を行っています。

さて、ヒッコリーさんが今回来てくれたのは、ポップアップイベントの様子を見に来たわけではなく、また別件。

伝所鳩はオープンして3年目。今年の11月に丸4年になります。この間、小売未経験の僕らが手探りながら変化を恐れず新しいことに次から次へと挑戦してきました。それに伴い、増えていくプロジェクトにまとまりや一貫性が欠けてきたり、夫婦ふたりでやっていると、俯瞰してお店のことが見えず、良いか悪いかの判断が自分たちでしかできず、第三者の意見をもらう機会がありません。

小さなお店はほとんどがそんな形で進み続けることになりますが、長くお店を続けていくためには、長く続いているお店には外の意見が必要不可欠です。外からはどう見えているんだろう…。情報やお店へアクセスしてもらえているんだろうか…。そもそも伝所鳩は必要なお店なのだろうか…。改善点をお店同士でディスカッションがしたいけど、する相手がいない…。

そんな見えないトンネルの中を進んでるときに、お取引先の一つであったヒッコリースリートラベラーズの迫さんに展示会で久しぶりに再会し、立ち話で現状を相談をしたところ「じゃあ一度そっちに行ったほうがいいね」と、軽く言われた数週間後には、ほんとうに7時間かけてやってきてくれたのが今回のこと。

新潟で地域に関わる活動を20年以上やってきている迫さんは、協力な助っ人として、東京で編集者として働き、その後地元新潟にUターンし、今は複合施設SANを迫さんと一緒に立ち上げ、場の運営をしている金澤さんを一緒に連れてきてくれました。

お二人に、まずはお店の現状を見てもらい、そしてその後は一緒に町に出て空気感を感じてもらいながら、僕らができること、この町に足りないことを一緒に洗い出してもらいました。外に出るのも大変な暑さの中、町中だけでなく土手沿いまで、根気強く一緒に回ってくださいました。

これから伝所鳩はどう変わっていくのかは分かりません。でも、現状を一つ一つ整理してもらい、そして僕らが大切にしたいこと曲げたくないことを尊重してもらいながら、これまでたくさん蒔いてきた種の芽が出るように、ゆっくりとだけど大きく新しい方向へ舵を切るお手伝いをしてもらっています。

明日からの営業でがらっと大きな変化はありませんが、次のステージに向けてゆっくりと動き始めた最初の営業になる気がしています。ラインナップも少し変わり、僕らじゃ絶対に取り扱わなかった地元のものも初めて並びます。

まだまだこれからの取組みですが、まずは新潟からお二人が来てくれたこと。それはとても心強く、とても意味のあることだと思います。きっとおもしろいものできる気がします。

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