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2026.09.26(土)

豊岡演劇祭寄りんせぇプロジェクト「夕刻のヴァイオリニスト」

小畑亮吾
先週は怒涛のイベントづくしでした。ようやく少し日常が戻ってきたので、少し振り返り。

ここ数年、豊岡の9月と言えば、演劇祭。この町の恒例行事になった一方で、この町に住んでいても演劇祭が始まったことを知らない人が多かったり、ただ住んでいるだけでは、演劇祭を感じることはほとんどないようにひとりの住民として思います。

これは興味がないからではなく、開催エリアが広大すぎて感じづらかったり、気軽に見れる演目が少なかったり。他のイベントが多い忙しい時期でもあったりと、要因はさまざまです。

でも、今年は違いました。小畑さんの時報演奏とともに始まった我々の演劇祭は、確実に町の空気が変わり、演劇祭のはじまりを感じられるものでした。演劇祭のことを知らない人も、興味がなかった人も、これが演劇祭なの?いつから始まるの?と興味津々にたずねてくださったのが印象的でした。

日々の暮らしの中に、自然に演劇を取り込みたい。これがやりたかったことでした。そのためにお呼びしたのがヴァイオリニストの小畑さん。120%のパフォーマンスでそれを実現してくれました。

日高振興局、ガンピーさん、伝所鳩。それぞれ3回ずつ。演奏を聞いた人たちからは「なんでもっと宣伝しないの」と、幾度となく言われました。

でも繰り返し行うことで、そこで働く人たちや近所に暮らす方々の反応、そして表情が変わり、日に日に集まる人が増えていく。とても不思議な現象が起こりました。そのすべてがこれまでの演劇祭では見たことがないまさに奇跡のような瞬間で、まるで映画を見ているかのような感動がありました。

豊岡にUターンして、7年。夫婦二人で自分たちが住む町を楽しくするにはどうしたらいいんだろう?と向き合い、もがきながらやってきたけど、できることも限られていて、一緒におもしろがりながらお金にならない無駄なことをしてくれる仲間も現れなかった。

そんななか、今回の時報演奏では、時間が近づくたびに小畑さんと車に乗って現場へ向かう。一緒におもしろがれる仲間が一人増えたようでとても心強かったし、これまで我々では決してたどり着くことのできなかった領域へとぐっと引っ張っていってくれたような気がしました。

5泊6日。小畑さんと毎日毎日たくさん話しをさせてもらった。東京にいた頃、町のことを語り明かしたり、お金にならない無駄な話をいろんな人としたことをおもいだして、久しぶりにあの頃のワクワク感が蘇り、疲れたというよりも元気をもらえました。

小畑さん、遠いところ来てくれてありがとうございました。そして長く一緒に戦ってくれて、本当にありがとうございました。楽しかった。とても。

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