トップ / うなぎの寝床ってどんな会社?現代風もんぺってどんなもの?
今週からまた新しい一週間の始まりですね。頑張っていきましょう。本日は13時より営業スタートです。
伝所鳩では、今週末よりいよいよ「もんぺ祭🔥」が始まるので、それに向けての準備を行っています。お楽しみに。
さて、うなぎの寝床さんも、現代風もんぺも、そもそももんぺ自体もご存知ない方も多いかもしれないので、改めてご紹介させていただきたいと思います。
株式会社うなぎの寝床というちょっと変わった名前の会社は、福岡県八女市にあります。地域文化商社をコンセプトに、地域文化の現代社会においての経済的・社会的な継続と活用方法をみつける活動を行っています。
これだけ聞くとなんだか難しく感じるかもしれませんが、うなぎの寝床が世に広く知られるようになった活動の一つが、福岡県南部の筑後地方で200年以上にわたって織られる久留米絣を使った「現代風もんぺ」と「もんぺの型紙」を開発したことだとぼくは考えています。もんぺは、農作業として広く普及しましたが、最近ではあまり耳にすることがないですよね。そんなもんぺに目を付け、着方の提案や使う生地によっては、今の時代でも履けるんじゃないかと考えたのが、うなぎの寝床です。
それでは、現代風もんぺの何がそこまで良くて、そしてこれだけ普及させることができたのでしょう。機能的なお話の前に、まずこのもんぺの生い立ちから話したいと思います。
前述したように現代風もんぺには、久留米絣と呼ばれる生地が使われています。この生地は、昔ながらの織り機を使用しているため、限りなく手織りに近いやわらかい風合いを持ちつつ、かつ丈夫です。しかし、この生地を織る織元も最盛期には300軒存在しましたが、今では約20軒ほどに減少。それもそのはずで、主に着物に使われてきた久留米絣は、時代とともに需要が減ってしまいました。
そこでうなぎの寝床が考えたのは、もんぺを現代でも着られるように型を再定義し、そして久留米絣を用いることで生地を売ること。シルエットを細身にすることで、普段着として着られるようになり、それでいてもんぺの機能性を残すことで他のズボンよりも丈夫で軽いボトムスが誕生し、久留米絣の生地がまた新たな使われて方をするようになりました。
また、もんぺを売り出すにあたって、広く知ってもらうためのユニークな取り組みとして、現代風もんぺが作れる「型紙」も一緒に販売をしたこと。これを使えば誰でも現代風もんぺが作ることができるので、久留米絣のもんぺが買えない方や他の生地がいいといった方でも、気軽に現代風もんぺを楽しんでもらえるようにしたことが大ヒット商品に繋がったように思います。
現代風もんぺがなぜ生まれ、どういう目的で作られているのかを知れば、また見え方は変わるのではないでしょうか。不思議な魅力を持つもんぺの裏側には、産地を救いたいとの想いが込められていますが、もんぺと言うキャッチーな言葉に対して価格を見ると驚く方も多いかもしれません。でも、なぜこの価格なのかは裏側を知れば納得いただけるかと思いますし、価格以上の機能性や耐久性があるので、長く愛用したいという方には自信を持っておすすめできる商品です。実際5年履いたもんぺは未だ現役です。
長くなってしまうので、機能的なお話などは、また後日。
うなぎの寝床の商品はこちら
https://denshobato.tokyo/item/maker/unaginonedoko
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◉うなぎの寝床もんぺ祭り🔥
開催期間: 4/3(土)〜
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◉伝所鳩 豊岡
兵庫県豊岡市日高町袮布967
平日 13:00〜17:00
土日 11:00〜17:00
定休日:木曜・金曜
駐車場:お店の前に4台分あり
http://denshobato.tokyo
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