トップ / 藍染はハードルが高い?
本日もありがとうございました。さすがの暑さに店内はエアコンを入れました。それにしても暑かったですね。
現在申し込み受付中の藍の染めかえですが、染め師の坂さんの工房は、自宅の一番日当たりの良いバルコニーを改造して作らており、こんないい天気の日はサウナのような暑さになっているかもしれません。これからの時期は、暑さとの戦いなのはもちろん、甕の中が腐らないように管理するのも大切な仕事です。ベストな状態で染められるよう管理が行われているからこそ、美しい青に染めることができる。これも技術の一つです。
さて、藍染の根本的な話を今日は一つ。藍染の藍の原料は、「蓼愛(たであい)」と呼ばれるタデ科の植物で、これを収穫し、約100日間にわたり発酵させてできたものが、藍染料すくもです。これは藍染に欠かすことのできないものですが、化学染料などの普及によって、この「すくも」を作る藍師の数は少しずつ減っていて、この技術が受け継がれていかなければ藍染の技術までも途絶えてしまいます。藍染された製品は手間を考えるとどうしてもそれなりの値段がするので、徐々に馴染みのない方が多くなっているのも仕方がないのかもしれません。
今回の染めなおしに関して言えば、重さ単位で金額が決まるようになっているので、生地が薄く軽いものであれば比較的リーズナブルにご依頼いただくことができるかもしれません。なかなか手が届かないように思われる藍染ですが、この機会にまずは藍染がどのようなものか小物などで試してみるのもありかもしれません。
よかったらぜひお持ちください。重さをご連絡いただければおおよその金額をお伝えすることもできるので、事前に相談したい方はDMいただければと思います。
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