トップ / 使い捨てせず服を大切にするということ
6月に開催した「藍の染めかえ注文会」ですが、先週でお預かりした商品全てをお客さまへお渡しすることができました。お忙しい中、わざわざ引き取りにお越しくださり、そしてお申込みいただきありがとうございました。
今回、初開催となったこのイベントですが、予想を上回るお申込みがありとても驚いたのですが、この結果を受け改めて藍染めの価値や、伝所鳩と坂さんが伝えたいことが少しでも伝わったような気がしました。
昔に比べ今は服の選択肢はいくらでもあります。大量に作られたものなら安価に買うこともでき、大切に長く着るという感覚は薄れていってしまっているのかもしれません。物があふれる今の時代では仕方のないことかもしれません。実際、染め変えるよりも買った方が安いものはたくさんあるはずなので、少し汚れたり好みが変われば、捨ててしまって新しく買い替えるなんてのは、簡単なことでもはや当たり前のことかもしれません。
でも、この藍染めイベントをやってみて、古くなってしまった服をもう一度大切に着たいと思ってくださっている方がたくさんいること、そしてその服や小物が蘇った姿を見て喜んでくださったことに、ぼくら自身もとても嬉しい気持ちになりましたし、このイベントを企画してみてよかったと思います。
もし今着ている服が汚れてしまったり、好みが変わってしまった、飽きてしまったといった時には、藍染めのことを思い出してもらえたらなと思います。
イベント終了後も、次回の開催のお問い合わせをたくさんいただいていて、それもとてもありがたいです。その声にお応えして、またいつの日か開催させていただきたいなと考えていますので、その日まで服を捨てずに保管しておいていただけたらと思います。
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