トップ / オーダーメイドのソファ作りスタート/伝所鳩のお便り(43)
友人の家具職人にお願いしたソファ作りがいよいよスタートするということで、最初の工程に立ち会わせてもらうため、再び秋の京都を訪れました。が、紅葉シーズン真っ只中という無謀な時期で、案の定、渋滞と通行止めのダブルパンチを食らうことになりました。
というのも、アトリエがあるのは東福寺の駅すぐ近く。観光客でごった返すエリアで、20年以上の歴史ある「T-room」という名前の共同アトリエが今回訪れた場所。
ここには、建築事務所や、美術家、木工作家、家具作家、家具職人など多様な会社やクリエイターたちが在籍し、切磋琢磨しながら制作活動を行っていて、友人のアトリエもこの中。秋の京都は、このT-roomを囲むように包囲網が張り巡らされており、車では近づくことができずすったもんだありながらもようやく到着。
写真を見てもらうと分かるように、外壁が全てポリカーボネート樹脂製の波板になっていて、外から少し透けてみえる斬新な建物。一階は工房(アトリエ)、二階は事務所兼打ち合わせスペースで、中は秘密基地のような空間が広がります。
今回は、制作のための材料が入ってきたタイミングで、最初の加工の工程を見学させてもらいましたが、家具づくりってほんとに大変(ものを作るのはなんでも大変ですが)。大手家具店では簡単に買えるものでも、こうやってひとつひとつ作っているところを生で見ると、どれだけ手間で大変なものかということが改めて分かります。
完成は未だ未定ですが、気長にのんびりと待ちたいと思います。次は紅葉が終わって街が落ち着いたタイミングで伺えたらなと思います。
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