トップ / お箸の原点、ヤマチクの竹の箸
今週31日からは「ヤマチクの竹の箸展」が始まります。
日本人の食卓に欠かせない食器の一つ「お箸」。皆さんの食卓にも必ずと言っていいほど、当たり前にあるもの、使っているものではないでしょうか。
それでは、今使っているお箸が何からできているかを知っていますか?当たり前の食器であるからこそ、何からできているかを意識しながら使われている方は少ないかもしれません。
「箸」という漢字は、竹かんむりでできているように、お箸の原点は「竹」です。日本の食卓では長く使われ続けてきたものですが、その数は少しずつ減ってきています。その理由は、プラスチックなどの他の素材の箸が増えたこと、海外からの大量生産品が流れこんできたこと、そして竹の箸を作るつくり手が減ってきていること。そのようなさまざまな要因があります。
熊本県玉名郡にある「ヤマチク」さんは、竹の箸だけをつくり続ける竹箸メーカー。日本の食卓文化である「竹の箸」を守ろうと、高い品質の商品を適正なコストでつくり、そして関わる人全てが幸せになれる価格で販売できるように、さまざまな取り組みを行っている会社です。
しかしながら、竹から箸を作るのは簡単なことではありません。木材と比べ成長の早い竹は、山が荒れる原因にもなり、竹を使用した製品づくりはサステナブルとも言われる一方で、竹から箸を作るには工程も多く、そして単価も低く利益を出すのも難しい。
今回の展示では、竹が箸になるまでの工程を知っていただき、改めて箸の原点である竹の箸の良さを感じていただけたらと思います。
ヤマチクの商品はこちら
https://denshobato.tokyo/item/maker/yamachiku
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