トップ / 弁当と傘、喫茶でお読みいただけます
地元に心を寄せる方が多くなるお盆の時期にこそおすすめしたい、この地域から生まれた素晴らしいリトルプレスをひとつご紹介します。
これまでも何度か紹介している気もしますし、但馬地域では多くの方がご存知かもしれません。
「弁当と傘」は、2011年に創刊されたリトルプレスです。
知られていないけどおもしろいこと、知っているようで実はあまり知らないこと。当たり前すぎて良いところがみえなくなっている地域のことをまとめた一冊のZINEです。行政や企業ではなく、個人が自主的に編集・制作してきたという成り立ちも含めて、この地域では今もとてもめずらしい存在です。
伝所鳩の喫茶にも、「弁当と傘」を置かせてもらっているので(4号のみ見当たらず、ただいま捜索中です)、珈琲を飲みながら、店内でゆっくり読んでいただけます。創刊号は完売となっているため、見たかった方も多いかもしれません。この機会にぜひ手に取ってみてください。
創刊から15年が経ち、無くなってしまったお店も多くあります。けれど、自分自身、東京で暮らしていた頃にこの一冊に出会い、掲載されている内容に心動かされたというよりも、この冊子を作る人たちが地元にいることの存在を知り、忘れかけていた地元が、少しずつ気になる場所に変わっていったのを覚えています。
10年以上も前のものなので、内容自体は古くなってしまったように感じますが、作り上げた熱量や地域を見る視点や切り取り方など、今もう一度、この「弁当と傘」の編集部が伝えたかったことを、多くの方に感じ取ってもらえたらと思います。