2025年の九州のつくり手を巡る旅（2日目-宮田織物）

九州出張2日目は、お店のオープン当初からのお付き合いとなる「宮田織物」さんを目指して、早朝から山口県を出発しました。

山口県から宮田織物さんのある福岡県までは、約2時間半。本州から関門海峡を通って、九州へ無事に上陸しました。

この日も寒い朝で、九州と言えども霜がおりるようなところもありましたが、豊岡とは打って変わっていい天気。結局、6日間の旅の中で一度も雨が降ることはないどころか、曇った日もなく、日中は汗ばむ陽気となりました。

宮田織物は、わた入れはんてんの老舗。はんてんと言えば宮田織物と言ってもいいくらいで、伝所鳩ではオープン当初から扱わせていただいていて、こちらの工場に来るのももう5回目くらい。

宮田さんの昔ながらの作り方を守りながら作られるはんてんは、体に負担のない包みこまれるような暖かさ。そして、現代に合わせてアップデートしたデザインやシルエットは、部屋着としても外着としても活躍してくれる頼もしい存在です。

今回、宮田織物さんを訪問したのは、オリジナルはんてんの打ち合わせ。毎年製作をお願いしているのですが、昨年は休業期間などもあって製作を見送ったのですが、その間もこれまでに作ったオリジナルはんてんへのお問い合わせを多くいただいたこともあり、次のシーズンに向けて打ち合わせをしてきました。

2021年に作った「脈々はんてん」は、今でも特にお問い合わせをたくさんいただく大人気はんてんとなりました。現在は完売となってしまっていますが、こちらも復刻できるように話を進めさせていただいています。どうぞお楽しみに。

また、これまで作ったオリジナルに加えて、新作のはんてんもあらたに作る予定です。さまざまな生地を見せていただき、伝所鳩らしいものを選んできました。こちらもぜひお楽しみに。

打ち合わせ終わりには、宮田織物のスタッフさんに教えていただいたうどん屋さんへ。福岡と言えばラーメンではなく、やっぱりうどんです。