こんな場が、もっと増えたら

週末に参加させていただいたイベント「芒種のおくりもの」のご報告です。

6月14日、15日の2日間、朝来市和田山町のkakara oyatsuさんで開催されたイベントが、無事に終了いたしました。

今回は伝所鳩としてではなく、フォトグラファー「toru」として、但馬の風景写真の展示とグッズ販売というかたちでの出店でした。初日はこのイベントらしいしとしととした雨、2日目は夏を感じる暑さでしたが、自然光がやさしく差し込む会場に、たくさんの方が足を運んでくださいました。

個人的な感想としては、どこかで見たような出店者が並ぶ、予定調和的なイベントがあちこちで行われている中で、今回のように個人店が声をかけ合い、思いを持った人たちが集まって生まれた催しには、やっぱり特別な意義と価値があるように感じました。

規模としては小さな取り組みだったかもしれません。でも、そこにはおもしろい人たちがいて、それぞれが自分のやりたいことや届けたいものを、真剣に、でも自然体で持ち寄る。予算をたくさん使ってチラシをばらまいているようなイベントのような集客力はなくとも、ここに集った人たちだけが感じられる特別なものがあったように思います。

写真を通して、文化やアートの種のようなものをお届けできたことも、この地域ではまだ少ない「作品に触れる機会」として、小さな一歩だったのではと思っています。

何より、誰かにとっての刺激やきっかけになっていたら嬉しいですし、僕ら自身にとっても、またこうした取り組みを続けていきたいなと思える機会になりました。

そしてできれば、いつか豊岡でも、こんな空気感のあるイベントができたらいいなとも思っています。

最後になりましたが、kakara oyatsuさん、出店者の皆さま、そして足を運んでくださったすべての方に、心よりありがとうございました！撮影に協力くださった、青木さん、岡村さんも、ありがとうございました！