トップ / 豊岡演劇祭2025が終わりました
昨日で、豊岡演劇祭2025が幕を閉じました。
今年は、初めてナイトマーケットに出店し、演劇の一部として関わることができたり、いくつかの公演を観に行くこともできて、個人的にも存分に楽しませてもらいました。
思い返せば、僕が初めて演劇というものに触れたのは、今から10年ほど前。香川県高松市で開催された「パラダイス仏生山」という作品を見たのが最初でした。
参加者がまちを巡り、そこで暮らす人や景色に触れながら、その土地に生きる人々の物語を体験する「演劇まちあるき」でした。
知り合いに誘われ、何も知らないまま参加したので、初めて訪れた町の中や電車の中で突如として演じられる物語に「これは演劇なのか?リアルなのか?」と分からなくなるほど、曖昧で不思議な世界にどっぷりと浸かった経験は、今でもふと思い出すほど忘れられない体験でした。
今回の豊岡演劇祭でも、それに近い作品がいくつかあり、懐かしい感覚が蘇るとともに「やっぱり演劇っていいな」と改めて感じました。
休みの日に、ふらっと演劇を観に行ける。仕事終わりに少しだけ演劇をのぞける。そんなことが、都会ではなくこの田舎でできるというのは、冷静に考えてもすごいことだなぁと思います。
周りを見渡しても、演劇を純粋に楽しみにしている方、実際に楽しんでいる方が、これまで以上に増えているように感じました。来年はさらに盛り上がることを期待したいですね。