岩澤硝子のオールドミルクガラス完売のお知らせ

長らく販売をさせていただいてきた、岩澤硝子さんの「オールドミルクガラス」が完売となりました。ご購入くださったお客さまありがとうございました。

伝所鳩では、長く販売できる定番品を中心として商品を取り扱わせていただいておりますが、オールドミルクガラスは、製造している岩澤硝子さんでの製造自体が終了となったため、伝所鳩での販売も在庫限りで終了予定で、今日全てが完売となりました。

ファンの多い商品だっただけに残念ではありますが、ぽってりと分厚いガラスは耐久性も高いので、ご購入くださったお客さまは長く愛用していただけたらなと思います。

オールドミルクガラスを作っている岩澤硝子さんは、1917年創業の100年以上の歴史あるガラス工場です。全国の飲食店で使われる醤油、ソース、ラー油、胡椒といった調味料入れの7割をこの工場が手がけており、誰もが一度は目にしたことがあるはずですが、私たちの生活の中で当たり前に使われている製品は、想像もしない過酷な現場の中で作られているということをご存知でしょうか。

ガラスを作る窯は、1400度という想像を絶する熱さで、しかも24時間365日絶やさず火を焚き続けなければ、良質なガラスを作ることはできません。また、手づくりでガラスを作るには、多くの人の手が必要で、技術を受け継ぐ難しさ、人材の確保など、あらゆる面においてガラスを作るというのは簡単なことではありません。

当たり前に使われる製品がどのようにして生み出されているのかを知れば、ものの価値はまた変わるかもしれません。ぜひ、ものの裏側にまで目を向けて商品を手に取ってもらえたらなと思います。