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2021.06.29(火)

本格的なエスニック料理を作るなら

舳倉屋 いしる

おはようございます。先日、知り合いが自分で育てた立派なパクチーをたくさん持ってきてくれ、おかげで我が家の食卓は、毎日パクチーづくし。苦手な方もいるかもしれませんが、大好きなので、もう最高です。

パクチーを使うようなエスニック料理は、豊岡ではあまり気軽に食べられないので、こうやって食材だけでも手に入るのはとてもありがたいです。しかもとっても新鮮!日々の料理を考えるのって結構大変ですけど、パクチーが手に入ってからは何を作ろうかと考えるのが楽しみで仕方ありません。

さて、そんなパクチーをはじめとしたエスニック料理を作る際には、石川県輪島市の舳倉屋(へぐらや)さんの「魚醤 いしる」をぜひ試してみてください。いしるは、いわゆるナンプラーのようなうま味調味料で、スプーン一杯入れるだけで料理にコクと風味がプラスされ、それだけで本格的な味に早変わり。ちょっと物足りないなという時に一杯入れると、ぐっと味が引き締まると思います。

写真の料理は、ガパオライスですが、焼きそばやチャーハン、野菜炒めなどの炒め物に最適ですし、輪島の方ではいしる鍋が名物でお鍋に少し入れたり、お味噌汁などにもおすすめです。

舳倉屋さんは、1989年に水産加工品の製造・販売の会社として創業し、加工品の製造過程でどうしても廃棄になってしまう魚の内臓を使い、このいしるを作り始めました。他社のいしるは工場の中で製造されているものがほとんどですが、舳倉屋さんのいしるはなんと外。しかも、日本海の岸壁の上で、屋根もない吹きっ晒しの環境で潮風をバンバンに受けながら作られています。年間の気候の変化をうまく利用し、静かに約一年かけて発酵しているので、この環境だからこそできる最高の調味料です。

豊岡と同じく日本海側で作られているので、こっちの魚との相性もいいかもしれませんね。ぜひいろいろと試してみてください。独特なくさみがあるので、好みは分かれる調味料ではありますが、ハマる方はハマります。

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