トップ / 最後のハンバーガーチェーン「バーガーシティ」/伝所鳩のお便り(6)
伝所鳩とその隣にできた俥家アパートから、歩いてもしくは車ですぐの周辺スポットを独断と偏見でご紹介するこのシリーズも、気がつけば10箇所目になりました。細かく取材をさせていただいてるわけではないので、いやいや違うよってこともあるかもしれませんが、ご覧くださっている方々に日高町の魅力が少しでも伝われば嬉しいです。
日高町には、伝説のハンバーガーチェーン店があるのをご存知でしょうか。なんだか大げさな紹介になってしまいましたが、お店の歴史を知ると大げさに言いたくなってしまうのも頷けるくらいドラマチックなストーリーを持っているのが、「バーガーシティ」と呼ばれるハンバーガーチェーン店。なんと日高町にしかないお店です。でも、一軒しかないのにチェーン店ってなんだか不思議ですよね。
バーガーシティは、1980年代に近畿地方を中心に急成長をしていたハンバーガーチェーン店で、豊岡周辺だけでも10軒ほどが存在し、この地域の方のローカルフードでした。マクドナルドよりもぜんぜん身近な存在だったんじゃないかなと思います。
しかし、1998年に大阪にあった本部が倒産し、全国の店舗は閉店を余儀なくされてしまったのですが、いくつかの店舗が個人経営という形でバーガーシティを継続しました。そこから20年以上が経った現在、生き残った店舗は日高町にあるサンロード店のみとなりました。まさに、日本で最後となるバーガーシティです。
本部がなくなったことで、材料や資材の調達が難しくなったものの、サンロード店は独自のルートを開拓し、そこから仕入れを行うことで、個人経営となった今も忠実に昔の形を再現されています。まさに執念ですよね。研究熱心な店主は新しいメニューを次々と開発していますが、昔からあるメニューは当時の味を今でも守り続けていて、この味で育ったぼくは食べた瞬間に当時の記憶が蘇ってくる気がします。
帰省した際には、バーガーシティには必ず寄っていくという地元民も多く、昔から今も愛され続けるお店で、北海道で言うところのラッキーピエロのような存在と言うと分かりやすいでしょうか。日高町を訪れた際には、ぜひとも訪れてみてほしい超ローカル店だと思います。
伝所鳩からは歩いて15分ほど。江原駅のすぐ近くです。いつの日かまたチェーン店化し、ここサンロード店を中心に店舗が増えていくまで続いてほしいなと願うとともに、これからも通い続けたいお店です。
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