トップ / どうすれば人はやってくるのか/伝所鳩のお便り(28)
子どもの頃に毎日歩いた通学路。
昔からほとんど変わらないようにも見えるけど、やっぱりなんだか寂しくなったようにも思います。
毎日見ていればあまり変化を感じないことですが、きっとたまに帰ってくる人にはそう見えているはずです。ぼくも少し前まではそうでした。
新しい家は次々と建つものの、昔からある建物は空き家になっていたり、馴染みのお店はほとんどがなくなりました。新しくお店ができることもなく、どんどん町と人が繋がる接点が薄れていっているように思います。
この場所でお店を始めてから、日々どうやったらこの場所まで足を運んでもらえるかを考えています。ぼくらだけでできることはほんのわずかしかないですが、きっとできることはたくさんあるはずです。