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2021.09.11(土)

遠く離れた地域のもの(四十沢木材工芸)

四十沢木材工芸

おはようございます。豊岡はあいにくの曇り空ですが、本日も11時よりオープンです。

昨夜、石川県輪島の「四十沢(あいざわ)木材工芸」の四十沢ご夫妻がインスタグラムでライブ配信を行うということで、ごはんを食べた後に拝見しました。ライブ配信って事前に告知をされていても、突如始まったり仕事中だったりが多いので、いつも「見たいけど手が離せない」って場面が結構多くて見逃してしまうんですが、昨日は21時頃だったこともあって、ゆっくり見ることができました。

四十沢さんたちと最後にお会いしたのは、今年3月に渋谷ストリームで開催された「ててて商談会」というバイヤーさん向けの展示会の時でした。その前は昨年10月の福井で開催された「RENEW」という展示会で、意外にもコロナ以降も顔を合わせてお話ができているのですが、半年ぶりに画面越しではありますが、元気な顔が見られてなんだか嬉しくなりました。能登まで行こうと思ったら豊岡から車で6時間。しかも、今はなかなか気軽には会いに行けないからこそ、ライブ配信もいいものですね。

伝所鳩では、四十沢木材工芸さんの「KITO」と「ara!」というブランドの製品を取り扱わせてもらっています。もともと四十沢さんの会社は輪島塗の漆を塗る前の木地を作られていました。しかし、四十沢さんたちの仕事は、漆が塗られてしまうと隠れてしまい、お客さまには分かりません。そこにもどかしさを感じられていたこと、そして輪島塗の産業が年々衰退してきたことで、木が本来持つ美しさや温もりを直接感じてもらおうと、自社ブランドを立ち上げてオリジナルプロダクトを開発しました。それが「KITO」と「ara!」です。

都会のライフスタイルショップでもよく見かけるようになった四十沢さんの商品ですが、実際手に取ってもらうと自然の少ない都会では味わえない木の優しや温かみを感じることができ、高い評価を受けていることも頷けます。

発売当初はお手入れが難しかったりもしたのですが、今はコーティング方法を見直したことでお手入れの手間を省くなど、改善を繰り返しながらさらに進化を続けられています。決して安い商品ではないからこそ、まずはぜひ手に取ってご覧になってみてください。美しい曲線、滑らかな質感、優しい木の香りは、画面越しでは分からないはずです。

そして、いつか能登も訪れてみてください。ぼくらもコロナが落ち着いたら必ずや再訪したい場所です。

四十沢木材工芸
・長木瓜盆 大 12,100円
・長木瓜盆 中 6,600円
・長木瓜盆 小 4,400円

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