トップ / ピッグスキンの特徴を生かした卒業式や結婚式にもぴったりなすみのわのフラワーコサージュ
現在、伝所鳩では東京都墨田区の福祉プロジェクト「すみのわ展」を開催中です。ここで展示・販売している商品の多くは、ものづくりの現場で出てしまう端材や、使い道のなかった眠っていた素材を引き取って作られています。何からできてきるのか、パッと見ただけでは分からないものも多く、再活用のアイデアには思わず驚いてしまうほどです。
これまでビンテージボタンのアクセサリーと、紙でできたマグネットをご紹介してきましたが、今日はフラワーコサージュのご紹介です。
こちらはピッグスキンと呼ばれる豚革でできています。この製品にはどのような物語が隠されているのでしょう。一緒に見ていきたいと思います。
まず前提として、墨田区には、革加工や鞣し(なめし)の産業が昔から集積しています。その歴史は古く、明治時代に軍服や軍靴などの軍装品の生産拠点となり、大正時代には民生品製造へと転換したことで、革製品の一大生産地となり、今でも多くの工場が並んでいます。墨田区は革の中でも、特に豚革が中心で国内の豚革のほとんどがここで生産されているほどです。
しかしながら、時代の変化や高齢化、担い手不足などさまざまな要因で、黒字にも関わらず廃業という選択を取らなければならない工場も少しずつ出ており、その際にはたくさんの材料を処分しなけれならない事態になってしまいます。すみのわのフラワーコサージュも、そんな工場閉鎖の際に、捨てられそうになった豚革をレスキューして再活用しています。
革と言えば牛革のイメージがあるかと思いますが、豚革は牛革にない特徴を持っています。表面をよく見ていただくと無数に穴があいているのですが、これは豚革の特徴でもある毛穴。牛革に比べて薄くて軽く、毛穴があることで吸湿性と放湿性に優れ、蒸れにくく触り心地も良く、この機能性から革靴などの内側にもよく使われています。
ピッグスキンの特徴はそれだけではありません。発色の良さも特徴の一つで、すみのわのコサージュはその点を活かし、花の形に仕上げることで、胸元などにつける華やかな商品に生まれ変わりました。
捨てられるはずだった革がもう一度華やかに活用される姿を見ていると、このまま捨ててしまうなんてあまりにもったいなく、アイデア次第、使われ方次第でいくらでも活用はできるんだなと、改めて思わせられます。
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