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2023.02.23(木)

【企画展】東京都墨田区で地域連携から生まれたプロジェクト「すみのわ展」

すみのわ展

今年初めての企画展のお知らせです。

3月3日(金)~3月26日(日)までの約1か月間、福祉プロジェクト「すみのわ」の展示を開催させていただきます。

すみのわは、僕らの第二の故郷でもある東京都墨田区初の地域連携型の福祉プロジェクト。地域にある課題と、地域に眠っている技術や資源をうまく連携させ新たな価値を生み出す取り組みで、これは他の地域でも参考にできるアイデアがたくさん詰まったプロジェクトです。この企画展をきっかけに、多くの方に知ってもらえたらと思います。

皆さんは日本の就労継続支援B型事業所で働く、障がいを持った方の工賃がいくらぐらいかをご存知でしょうか?「1工程1円以下」で、1日に6時間、週に5日間働いたとしても、月に支払われる工賃は2万円ほどです。そこではじまったこの「すみのわ」プロジェクトは、地域の資源を活かすという方法で、「1工程2円以上」の仕事を作ることを目標としています。

すみのわが始まった、東京都墨田区という地域には、昔から日用品の製造工場がたくさんありました。僕らが日用品のお店を始めたのも、この地域に住んでいたということが大きく関係しています。革、繊維、紙、布、ガラス、薬品、ゴムなど、多岐に渡る分野がこの地には集積しており、日々たくさんのものが生み出されています。しかし、ものを作る背景ではどうしても端材などのゴミが出てしまうため、それらの端材を提供いただき材料にし、それを地元のクリエイターが福祉作業所と共同で新しいものづくりを行う。

魅力ある自主生産品を作ることで、福祉作業所に創造性のある仕事を生み出し、さらには工賃アップを実現しています。

今回の企画展は、そんな福祉作業所、地域の工場、地域のクリエイターが連携して生み出される「すみのわ」プロジェクトの商品の数々をご紹介させていただきます。アイデア次第でゴミが魅力ある商品に生まれ変わることができたり、障がいのある方でも、得意なことを活かしいきいきと働き、新しい取り組みができるということを知ってもらえたらと思います。

たくさんの方にご覧いただけると嬉しいです。ぜひ期間中に足をお運びください。

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