トップ / 山陽製紙の再生紙メーカーとしての「つくる責任」
「製紙業は環境負荷が大きな産業です。私たちはそれを自覚し、製造背景にこだわった紙づくりを行い、お客様と共につくる循環型社会に貢献します」
この言葉は、大阪にある再生紙メーカー「山陽製紙」のウェブサイトのトップページに掲げられている言葉です。
ものを作るということは、いつかは廃棄するものを生み出すこと。そして、大量にものをつくり大量に生産すれば、環境にも負荷をかけ、いつかは資源を使い尽くしてしまうことにも繋がります。製造業に携わる方にとって、悩ましい問題であり、見直していかなければならない課題です。これは、つくる側だけの問題ではなく、使う側にも考えてもらいたいことです。
山陽製紙は、昭和3年創業。廃棄されてしまう製造副産物や、オフィス古紙などを再び紙として蘇らせている再生紙メーカーです。
紙を作る工場では、大量の水を必要とし、その量は日におよそ2000トンにもなります。限られた資源を大切にするため、活性炭ろ過方式の排水処理設備を備え、それによって処理を行うことで、魚が棲める綺麗な水に浄化して還すなど、環境負荷を軽減するものづくりをされているのも特徴です。ものをつくる責任として、環境や資源を考えた取り組みをされています。
明日から始まる「紙からうまれたピクニックラグ展」は、山陽製紙が再生して作った製品を展示・販売させていただきます。この製品ができる過程を知っていただき、つくる責任とつかう責任について少しでも考えるきっかけになれば嬉しいです。
山陽製紙の商品はこちら
https://denshobato.tokyo/item/maker/sanyoseishi
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