トップ / 時間と手間をかけてでも、藍染をやる理由
ただいま、伝所鳩では、「藍の染め直し受注会 2025」を開催中です。
大切にしていたけれど、色あせやしみで着られなくなった服。なかなか出番がなくなったけれど、なぜか手放せないバッグやエプロン。
そんなアイテムを、藍の力で染め直して、もう一度暮らしに迎え入れてみませんか?
「やってみたい」「次はいつですか?」というお声を毎年いただくのですが、実際にチャレンジしてみる方は、決して多くはなく、まだまだハードルが高いのが現実です。
というのも、染め直しは決して手軽な選択ではないからです。価格だけで見れば、正直、買い替えた方が安く済むものもあります。重さによって値段が変わるので、厚い生地になればなるほど高くもなりますし、仕上がりにも数ヶ月のお時間をいただきます。
それでも、やる意味があると、僕たちは思っています。それは「もう一度使いたい」という気持ちを、藍という手段で受け止めて、カタチにできるから。建物もそうです。伝所鳩の建物も長らく使われていなかった空き家でしたが、僕らの使いたいという気持ちによって蘇り、たくさんの人が訪れる場所になりました。
新品ではないけれど、新しい。まっさらではないけれど、自分だけの色に染まった一着。そんな再生の価値を、心から感じてもらえる体験です。
誰にでも響くものではないかもしれません。でも、心にピンときた方には、きっと特別なものになるはず。
「これって染められる?」というご相談だけでも、ぜひお気軽に。
受注は【6月9日】までです。ぜひこの機会に!
https://denshobato.tokyo/cat-news/46097