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2021.04.09(金)

伝所鳩のレンタサイクルプロジェクトスタート!

とど兵 レンタサイクルプロジェクト

交通の便が良くない田舎にとって、車は欠かせないものだと思います。ぼくもすっかり車生活に慣れてきてしまっています。でも、あまりにも車が当たり前で、近場の移動ですら車を使ってしまっていないでしょうか。その結果、地域との接点はどんどん薄れてしまっているように思います。たまには車をやめ、自分が暮らす町をゆっくり歩いてみる、自転車に乗って出かけてみる。そんな日があってもいいと思います。

そこで伝所鳩では、豊岡市内にある「とゞ兵」さんにご協力いただき、ここをレンタサイクルのステーションとして、豊岡市街地を中心にまずは一台走らせることにしました。本日納品させていただいたので、週末からお借りいただけます。

ちなみに、伝所鳩のレンタサイクルとして使う自転車は、ちょっと特殊なので少し説明をさせてください。

1. 廃棄されるはずの自転車です

自転車は本来環境に良い乗り物です。しかしながら海外で安価な自転車が大量に作られたことによって、壊れたら捨てる使い捨ての自転車が大量に生まれ、逆に環境悪化に繋がっています。そこで、伝所鳩のレンタサイクルは使われなくなった自転車を引き取り、 千輪さんが修理し、ぼくらが塗装を行って蘇らせたものを活用しています。

本来であれば廃棄される自転車を再び走らせ、安価な自転車が乗り捨てられるのを防ぎたいと思っているので、ピカピカの新品ではありません。実はもともとピンクのママチャリだったので、フレームをよくよくご覧いただくと一部剥がれてピンクの部分が見えているのはそのためで、リメイクしていることがよく分かっていただけるかと思います。

2. 修理できる自転車

人気のオシャレな自転車や海外製の安価な自転車は、多くの自転車屋さんで修理を断られます。それは規格外のタイヤが使われていたり、パーツが手に入らなかったり、修理するのも一苦労などさまざまな事情があるからです。そこで日本で最もポピュラーな「ママチャリ」をレンタサイクルとして復活させることで、町の自転車屋さんで修理をお願いできる持続可能なレンタサイクルにしました。さらに、タイヤは最も多く普及している26インチのものなので、タイヤも手に入りやすいものになっています。また、多くの方に抵抗なく乗ってもらえるようカゴを撤廃し、サドルやグリップをかわいいものに変えることで、ママチャリ感を軽減し、街乗りとしても十分に楽しんでいただけるかと思います。

3. 壊れにくい自転車

自転車は、ギヤ部分のトラブルが多くあります。そこでギヤの付いていないシンプルなものにし、走行中に起こるトラブルを減らしました。ギヤがないと走行が大変と思われるかもしれませんが、豊岡の市街地は坂がほとんどないので、ギヤがなくてもさほど問題はないかと思います。

グリップやサドル、ベルなどのチョイスも千輪さんが行ってくれていて、ドリンクホルダーも付いているので、レンタサイクルのステーションにある todo bien coffeeさんでドリンクを買って出発したらもう完璧!です。

いつか豊岡の市街地でも、それ以外の場所でも、自転車がたくさん走る日が来ることを願って、まずは最初の一台がいよいよスタートです。他の地域でも、同様にパートナーとして場所を提供してくれる方を募集していますので、気になる方がいればお声がけください。

それではどうぞよろしくお願いします!

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◉うなぎの寝床もんぺ祭り🔥
開催期間: 4/3(土)〜4/26(月)
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◉伝所鳩 豊岡
兵庫県豊岡市日高町袮布967
平日 13:00〜17:00
土日 11:00〜17:00
定休日:木曜・金曜
駐車場:お店の前に4台分あり
http://denshobato.tokyo
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