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2021.07.18(日)

良いお店ってなんだろう「Sweets&Books キノシタ」

Sweets&Books キノシタ

俥家アパートの近くのお店や施設を、伝所鳩のアカウントで少しずつご紹介していますが、どの投稿もフォロワーの皆さんの反応がとても良くて、やっぱりぼくらがいいなと思うところはみんなに支持されていてとても嬉しいです。今は経営が厳しいお店も多いので、みんなで応援できるといいですね。

ということで、お店経営の新参者が紹介するなんておこがましい話ではありますが、今日もアパート近くにある先輩方のお店をご紹介させていただきます。徒歩15分(車だと5分)のところにある「Sweets&Books キノシタ」さん。

みなさんにとってカフェってどういう存在でしょう。家族やカップルでお茶しに行ったり、打ち合わせで利用したり、一人でゆっくりしたりと、利用の仕方はそれぞれだと思いますが、ぼくらにとってカフェは、誰かと出会う出会いの場であり、地域の情報をキャッチするための場所でもあり、さらには仕事で煮詰まった時、考え事をしたい時に気持ちを整えるために行くところでもあります。つまり、カフェというのは特別な場所であり、良いカフェがあることがその町で暮らす充実度を左右するといっても過言ではない、というと大げさかもしれませんが、そのくらい重要な要素を占めています。

それでは、キノシタさんはどういうカフェなのでしょう。Sweets&Booksという名前からも分かるようにスイーツを召し上がりながら本が読めるカフェ。ここのスイーツのファンという方も多いのではないでしょうか。代表スイーツであるレーズンバターサンドは、初めて訪れた方は迷うことなく味わってみてもらいたいなと思いますし、その他のケーキ類はもちろん、焼き菓子も豊富に揃っています。パッケージやギフトボックスにも力を入れられていて、贈り物やおもたせにも非常に重宝します。ぼくは超甘党で、端から端まで全部食べたいくらいなので、店内でいただいた上にテイクアウトで家に帰ってからも食べるのが鉄則。

ということで、スイーツと本だけでも十分すぎる魅力の詰まったお店だとは思いますが、ぼくらもお店を始めてみて、最近は良いお店ってなんだろうとか、地域に愛されているのはなぜなんだろうと、妻とお店を訪れるたびにそんなことを話し合ったり研究しているのですが、キノシタさんもその一つ。お店に伺うと、いつもなぜこのお店はとてもいいんだろうとついつい考えてしまいます。

店内には、アンティークの什器や緞通(だんつう)と呼ばれる高級な敷物がさりげなく使われていたり、センスの良い焼き物の食器で珈琲やスイーツが提供されるなど、どれをとっても普段の生活ではなかなか味わえません。また、広いお店ではないものの、天井が吹き抜けになっていることで不思議とお客さん同士の会話が聞こえずらく、周りの目を気にせず自分だけのカフェの時間を楽しむことができるのも、他のお店と比べて過ごしやすい理由な気もします。

特別感というと少し身構えてしまいそうですが、都会的なお店とは違い非日常でありながらもモダン過ぎず親しみやすい、ほっと心を休ませることができる居心地の良い空間は、使われているものが新たに作られたものではなく昔ながらのものを利用していたり、スタッフの方の親しみある接客、訪れるお客さんの雰囲気など、どれか一つではなくさまざまな要素が混ざり合ってそれは生み出されているようにも思います。

ここでの過ごし方は人それぞれで決まりはありません。コーヒーやスイーツを召し上がるのもいいですし、空間を楽しむのも、本を読むのもいいと思います。自分なりのお気に入りの過ごし方を見つけてもらえると、豊岡での暮らしの一つにきっとなるはずです。

ちなみに、ぼくらはスイーツ片手にキノシタさんがセレクトしている雑誌を読み漁るのがだいたいの過ごし方です笑

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