トップ / 伝所鳩は1周年を迎えました
おはようございます。11月4日(木)より、今週の営業をスタートさせていただきます。
今月は、伝所鳩が本格オープンして1周年。長い間工事をしていたり、事務所として運営していた時期もあるので、プロジェクト自体は3年前からスタートしていますが、お店としてはようやく1年。
ということで、伝所鳩ができるまでの話をちょっとだけ。
地元を離れ、家族を残して暮らす人には、いずれやってくることがあります。およそ3年前、ぼくもそんな事情でどうしても豊岡に戻ってこなければならなくなりました。幸いなことに、約2カ月の準備期間があったので、戻ってきてからすぐに仕事を始められるよう、東京で準備を進めることになりました。
実家で仕事をするという選択肢もあったのですが、気持ちを切り替えるために自宅と仕事場を分けたかったことと、ただでさえ出会いの少ない田舎で繋がりを作るには、町にひらいた場所である必要があると考え、路面に面した場所に事務所を作ることにしました。
伝所鳩の現在のメイン店舗部分は、車が2台停められる単なるガレージだったのですが、帰省してくるたびに、ガレージは広さ的に事務所や店舗にちょうど良く、改修も自分でミニマムに済ませられる。さらにガレージは道路に面した場所にあり、条件的には適したものだと思ってもともと構想としてありました。
そこで地元の大工さんに遠隔で相談しながら計画を進めていたのですが、豊岡に戻ってきていざ工事を進めてみると、構造がどうなっているか分からない既存の建物のDIYは素人には難しく、なかなか進みません。そして、当然ながらガレージは車を入れる場所で、人が暮らしたり生活するためには作られていません。断熱がなければ夏はサウナのようだし、冬は外と変わらない温度。断熱したらしたで密閉性があがり結露が起こり、天井からポタポタ水が降ってくるなんてこともありました。そんなこんなで、1カ月ほどでできあがる予定が、事務所としてスタートできたのは、結局そこから1年が経ってからでした。
こうしてできた道路から丸見えの事務所は、1年ほどこの場所で運営をするのですが、今度は店舗を併設する計画が浮上し、そのタイミングでコロナが発生。これは長期化するだろうと思いアフターコロナを見据えて、これまでミニマムで行ってきた工事から、建物全体の大改修工事に切り替えることにしました。そして、1年前の11月、まさにコロナ真っ只中で伝所鳩はスタートすることになりました。
大改修工事にはおよそ6カ月がかかりましたが、それでもコロナは収束しておらず、ご近所の方への挨拶すら難しい状況の中、まずは知り合いが少しずつ来てくれ、そこからはじめましての方が一人二人とやってきてくれようになりました。
もちろん経営的にはまだまだ厳しく、毎日が試行錯誤の日々ではありますが、お店という場所になってからのこの1年は本当に濃いものだったように思います。ミスマッチもありますが、大半のお客さんはぼくらの発信をしっかり見て、目的を持って来て下さる方ばかり。そんな方たちに愛情込めて作ったこの建物と、大切にお取引させていただいている生産者さんの商品をご覧いただけることがなによりも嬉しいです。
写真は、オープン直後。前夜に、近くで働く友人が帰り際によってくれて、お店のレイアウトのアドバイスをしてくれたのですが、おかげで直前にバタバタと変更し、夜中までかけてできあがった初期段階のレイアウト。あれからまだ1年しか経ってないですが、何度レイアウトが変わったのかぼくらも把握できてないくらいです。忙しないお店だなぁと自分でも思いますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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