5寸皿（黒練・白練）／南景製陶園

毎日の食卓に自然と馴染む
佇まいの美しい5寸皿

直径約14.5cmの5寸皿は、副菜や取り皿として使いやすいサイズ感。和洋を問わず、さまざまな料理にすっと寄り添い、盛り付けるものの魅力を引き立ててくれます。

素材には、土の風合いが感じられる南景製陶園のオリジナル「黒練」「白練」の炻器土を使用。無釉の仕上げにより、マットな質感と柔らかな陰影が際立ち、シンプルながらも凛とした存在感があります。

しっかりと厚みがあるため安定感があり、日々の食卓でも気兼ねなく使える丈夫さも魅力。電子レンジ対応で、使い勝手のよさにも配慮されています。

黒練（くろねり）：落ち着いた深みのある黒が、料理の彩りを引き立てます。

白練（しろねり）：ほんのりと温かみを感じる素朴な白が、食卓をやさしく包みます。

毎日使ううつわこそ、静かに美しく。南景製陶園らしい、削ぎ落とされた美しさが光る一枚です。

つくり手の紹介

三重県四日市市、萬古焼の産地として知られる地に工房を構える「南景製陶園」は、昭和30年創業の窯元です。以来、急須づくりを中心に、実用性と美しさを兼ね備えた器を丁寧に作り続けてきました。

萬古焼ならではの耐熱性と素朴な素材感を活かしながらも、現代の暮らしになじむシンプルで洗練された佇まいが特徴です。特に急須は、素材の選定から、注ぎやすさ、持ちやすさ、茶葉の開きやすさに至るまで、細部にまでこだわり抜かれたつくり。使い手にとっての“道具としての心地よさ”が、隅々まで宿っています。

近年では、急須に加えて茶器や食器も手がけ、余白を感じさせる静かなデザインは、暮らしの中にすっと溶け込む存在に。長年培ってきた技術を大切にしながらも、時代や使い手の変化に柔軟に応える。南景製陶園の器には、そんな「変わり続けることで、本質を守る」という姿勢が息づいています。