トップ / 住みたい町は自分たちで作るしかない/伝所鳩のお便り(52)
3月21日(月)定休日です。
伝所鳩は、自分たちがいいなと思うものだけを集めたお店で、言ってしまえば自己満足のような場所なので、地域にとって必ずしも必要なお店かと言うとそうではないかもしれません。
でも、そもそも地域にとって必要なお店ってなんでしょう。今どんなお店が求められているんだろうか?という疑問がふと湧いてきて、先日インスタグラムのフォロワーさんに「あなたの町に欲しいお店を教えてください」と質問を投げてみました。
これは伝所鳩のある地域に限らず、他の地域も含めた全ての方々へ向けて投げてみたのですが、さまざまな地域からさまざまなコメントをいただき、そうそうと思わず頷いてしまうものから、なるほどなと思うものまでとても興味深く拝見させていただきました。コメントくださった皆さまありがとうございます。
ここからは個人的な主観の話になりますが、田舎で暮らすようになってみて、不便かと言われるとさほどそう感じていません。お店は確かに少ないですが、生活に最低限必要なものは揃っていて、今のままでも特に困ることも少ないですし、しがらみはありつつも制約の多い都会よりもよっぽど自由に暮らせているようにも思います。家の前でバーベキューしたり、花火したりなんて都会にいた頃は考えられなかったですしね。
ただ、便利になって欲しいというよりも、こんなお店があればもっと楽しくなるのにとか、こんな場所があれば繋がりが生まれるんじゃないかなと思うことはあります。それを実現してくれるのが、お店という場所な気がしていて、そういう意味では欲しいお店というのはいくつかあるようにも思います。
都会にいた頃、田舎は田舎のままで。昔のまま変わらないで欲しいと願っていたことがありましたが、帰ってくるたびに田舎は衰退していき、徐々に寂しくなっていきました。昔のままの姿を維持していくことが難しいのは、どこの地域も同じかなと思います。伝所鳩のある日高町も同様です。
今かろうじて昔と変わらない姿で残っているものがあるなら、それは今この町で暮らしている方々が維持してくれているから。本人たちに維持しようなんて意識はないかもしれませんが、その町で暮らしているというのはそういうことです。しかし、そんな人たちも歳を取りやがていなくなってしまえば、田舎は田舎として機能していかなくなります。実際、近所の田んぼもどんどんと作り手が減り放置され始めているのですが、ここ数年だけでもそんな場所が一気に増えています。
だから、田舎を残していくためには現状維持では難しく、やっぱり何かしら変化が必要なんじゃないかなと住んでみて思います。結局、自分たちが住み続けたい町は自分で作るしかなくて、ぼくらは少なくともただ暮らすだけよりも、暮らすならより楽しい町にしたい、そう思ってこのお店をやっているのかもしれません。必要とされているかどうか分からないけど、自分たちが必要なものを増やしていけばおのずとそれが必要とされると信じて。
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