7寸皿（ハケ・内白）小石原焼／鬼丸豊喜窯

縁に躍る刷毛目、白が映える一枚

器の縁をぐるりと囲むのは、大胆にして整った刷毛目模様。中央は釉薬のかかりが淡く、白の余白がしっかりと残された、凛とした佇まいの7寸皿です。

こちらは、小石原焼・鬼丸豊喜窯による手仕事の一枚。伝統的な刷毛目の技法を活かしつつ、シンプルな中に陰影と動きを感じさせるデザインに仕上げられています。

直径約21cmのサイズは、メイン料理の盛り付けにはもちろん、ワンプレートやおもてなし用にも使える万能サイズ。縁の立ち上がりがほどよく、汁気のあるおかずにも対応できます。

釉薬の表情や刷毛の跡はすべて手作業によるもののため、一点ごとに異なる表情もまた、この器の大きな魅力です。

つくり手の紹介／鬼丸豊喜窯

福岡県・小石原の山あいに窯を構える「鬼丸豊喜窯（おにまるとよきがま）」は、小石原焼の伝統を受け継ぎながら、暮らしに寄り添ううつわを丁寧に作り続ける窯元です。

代表的な「飛び鉋（とびかんな）」や「刷毛目（はけめ）」といった伝統技法を大切にしながらも、現代の食卓に自然と馴染むような色合いやかたち、手に取りやすいサイズ感に仕上げられているのが、鬼丸豊喜窯のうつわの魅力。使うたびに、その使いやすさと心地よさを実感していただけるはずです。