碗 高台（ソギ 粉ひき・黒泥）／南景製陶園

手のひらにすっとおさまる
上品な佇まいの湯呑み

南景製陶園の「碗 高台（ソギ）」は、縦に入った鎬（しのぎ）の文様が美しく、手に取ったときの質感や佇まいに凛とした趣を感じさせる湯呑みです。

容量は満水で80cc、実用量は50ccほどと、ごく少量のお茶をじっくり味わいたいときにちょうど良いサイズ。煎茶や玉露など、少しずつ淹れて香りを楽しむお茶にぴったりです。高台のある形状は指がかかりやすく持ちやすいため、見た目の上品さだけでなく、使いやすさにも配慮されています。

釉薬の違いで印象の異なる2色

粉引き：やわらかな白にうっすらと土の風合いが感じられる、優しい表情。

黒泥：マットで引き締まった黒が、茶葉の色や器の形を際立たせてくれます。

少量で丁寧にお茶を淹れたい方、来客用や茶器としてこだわりのある器をお探しの方におすすめの一品です。

底面の仕様が変更になりました

底面の商品の仕様が変更になりました。左が旧タイプ、右が新タイプです。

現在、在庫入れ替えのため新旧が混じってお届けになる場合があります。ご了承ください。

つくり手の紹介／南景製陶園

萬古焼の産地として知られる三重県四日市市に工房を構える「南景製陶園」は、昭和30年創業の窯元です。以来、急須づくりを中心に、実用性と美しさを兼ね備えた器を丁寧に作り続けてきました。

萬古焼ならではの耐熱性と素朴な素材感を活かしながらも、現代の暮らしになじむシンプルで洗練された佇まいが特徴です。特に急須は、素材の選定から、注ぎやすさ、持ちやすさ、茶葉の開きやすさに至るまで、細部にまでこだわり抜かれたつくり。使い手にとっての“道具としての心地よさ”が、隅々まで宿っています。近年では、急須に加えて茶器や食器も手がけ、暮らしの中にすっと溶け込む存在に。